パトリツィア Patrizier

パトリツィア Patrizier、Amigo、S.Schacht、2-5人、10+、45分
最近のシャハトさんのゲームです。
プレイ後の感想を先に書くと、「これ、なんでAmigoから出てるんだろうね?」 ってことです。Abacusから出ていれば全く違和感がなかったものを。
ゲームジャンルは陣取りに入ると思います。
ボードには8つ程度の場所があり、カードにその場所が書かれています。
そして手番にはカードをプレイし、対応した場所に自分のタイルを置きます。補充は買う場所にカード置き場があり、表を向いて補充用カードが1枚だけ置いてあります。取られたたら山札から補充されます。
まあ、つまりは陣取りで多数を取りたいんだけど、補充もしっかり考えてプレイしなければならないということです。
さらにはプレイするカードに全て1つ特殊効果が書かれています。さらにコマを1つ配置できたり、好きな場所から補充できたり、もう一つの得点源となる貴族がかかれていたり。
それらを操りながら得点を上げます。
このゲームの酷く感心したところは、一番重要なのは「補充だった」 ということでしょうか。このゲーム、山札を使い切ったらゲームが終了します。つまり、山札分しかプレイできないということです。シャッフルが無いんです。カードは一期一会なんです(そんなにすごいものなのか)
これ、かなり大事です。
もちろん、自分と競い合っているプレイヤーとのカウンティング要素もあるのですが、それ以上に「限られた回数のプレイ」 の中で、それを実行できるというウェイトが非常に大きい。
例えば陣取りなんだから8つ全てではなく3つ~4つほどへ目標を絞るとします。ただ、それでは補充がよほどうまくいかない限り、固めることは出来ません。それをさらにプレイ回数が限られている中で行うのですが、自然と補充の重要さが増します。
そういった点が非常に良くできているなと感心させられるところです。
とまあ、ほめてはいるのですが、1点。
派手さが足りない…… キースリングさんでも手を貸してくれないものだろうか とか言っていた人もいたり(笑)
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