ファブフィブ Fabfib

「ファブフィブ」 Kidult S.Albertarelli作、3~10人(まあ、何人でも)、30分、ブラフ系
このゲーム、「フィブファブ」 と覚えてしまっているゲーマーも多いでしょう。
最初の訳が間違っていたのが問題な訳だが、訳した人が Table Game in the worldのおのさんだと知っている人は何人いるだろうか。というよりも、誤訳のソースが、おのさんの日記からという事実もあったりする訳だけども(これは買う前の話)
で、「ファブフィブ」 実は前にすでにプレイ済みだったりする。ただし、誤訳状態で(苦笑)
んで、どうだろうなぁっていう感想を抱いた訳なんだけども、上に書いたおのさんの日記を読んで、コンポーネントを思い出して、ゲームを脳内再構築(便利な技能) すばらしく面白いブラフゲームなんじゃねぇ? ってぇことで、その時即買いした覚えがあります。
ただ、それをプレイする機会が今まで無かった訳ですが(苦笑)
さて、概要。
どこかにいる嘘つき民族の秘密のゲーム ……なんだそうです(パッケージ裏訳より)
まあ、それだけで 「ブラフ系のゲーム」 であることは明白だったりする訳ですが。
ルール概要。
0-9の数字カードとヒットポイントカードとヒットポイントチェック用の駒があって、スタートプレイヤーは数字カードを3枚取って、数字を読み上げる。左隣に渡して、カードを好きなだけ変えて、数字を読み上げて、左に渡す。ただし(強調) さっきの数字より高い必要がある。
これでわかりますよね? 無理ってことも出てくるんでブラフが必要。それを見破るためにブラフの宣言が左隣のプレイヤーにあると。まさにそれだけ。ああ、簡単。
ちなみに000は特殊役。詳しいことはマニュアル読んで。
もちろん、間違えたら、ヒットポイントが減ります。減り方もマニュアル読んでね。
さて、たったそれだけのゲームですが、今回1番盛り上がったんではないかと。
その原因。それはテクニカルなブラフが多種多様に含まれているからです(断言)
例えば、881 という宣言があったとする。次のプレイヤーは1枚変えて、2以上の数字を引けばよいだけ。それくらいゲーマーなら引けるはず(偏見) ってぇことで、こんなところでブラフはかけない訳だ。もちろん、それの裏もかけることができるのを忘れてはいけない。
例えば、スタートプレイヤーが861 と宣言する。見た手札はどこをどう見ても421である。こういうブラフがかけられるともっぱら手番プレイヤーは2 枚か、3枚交換する。しかし、上のように 1があるということを見せかけて、1枚交換(しかも、4を捨てる) ということもできる。
例えば、862 というカードをもらったとする。1枚捨てて、変えて、すぐに986と宣言する。捨てたカードは8。拾ったカードが0でもすぐに宣言してしまう。
こういう駆け引きがとてつもなく面白い。
あれをこうしてこうしているかもしれない。それは、カードの変更枚数、顔色、動作、声色なんかから推測する。
時には自分のやった滅茶苦茶なブラフ(全て数字が違う)などが、自分まで戻ってくる場合がある。
これを取るには相当悩む。本当に変わっているのだろうか。
巡り巡って元に戻っているかもしれない。などなど。
まあ、ブラフ系で3本指に入るゲームであることは確定である。うちにとってだけどね。
しかも、お得なことに、数人でやっても面白いと思う。3~10人と 「お邪魔者」と同じなだけに、その活躍範囲は広いんじゃないかと。
まあ、今回のベストゲームでした。いや、マジで。
スポンサーサイト