テーベの東 Tieben

テーベの東 Jenseits von Tieben、Queen、P.Prinz、2-4人、8+、60分
ほぅ。ようやくプレイにこじつけましたよ。今年のゲームに(笑)
実はこの時7歳のお子さんがこのゲームに非常に興味を持ちましてプレイすることになったんですが、これ、ドイツ版だけ8歳以上なんですね(苦笑) Rio Grande版は12歳以上。
プレイ中に気づいたんですけども、「いっとけ」 という勢いの元、ゴー。 だって、ほとんどインストしちゃった後なんですもん。お子さんにはお母様が付いておられたので、なんとかなるかなぁという軽い気持ちで。
そんなことよりも、「うちも初プレイなんだよ!」 って感じでしたので(苦笑)<余裕がなかったともいう
ちょっと前に一斉を風靡し、非常に好みが分かれるゲームということでした。まあ、能力を上げてもあげても引けない人は引けないんだもんねぇ。
さてり。
テーマは考古学。遺跡を掘ってお宝を見つけようというゲーム。知っている人は知っているかもしれませんが、「ドイツ人はそういうことが好き」だと思います。ベルリンにエジプトのごっつい門とかあるし、ミイラも棺も。
同様にフランクフルトにもあちらにもこちらにも。発掘マニア心があるに違いない(自分と同じにしちゃいけない)
完全に道を外れますが、ドイツの教会には「秘法」すらあるんですから。こういうノリは好きな人たちなんですねぇ。
ゲームは時間の消費によって展開されます。全員2年104週(点)分の持ち点があり、これを消費して、カードを手に入れ、遺跡を発掘します。
ボードは2つの地域に分けられます。
つまり、本や学習を行って、発掘を有利に進める都市部。もう一つは言わずもがな遺跡地帯です。
遺跡はエジプト、ローマから始まりギリシャ方面の遺跡が点在します。これらは全部で5箇所。そして、用意される袋が5つ。中にははずれチップとお宝チップがあります。
大体見えてきていると思いますが、カードには引ける回数を増加させるもの、引ける回数表示装置(という名の円形ボードを2つ重ねたようなコンポーネント)を強化するもの、まあ、つまり短期間で引ける回数が増えるってことです。カードの能力を総じていうと。まあ、一気に移動できたりするものもありますが。
そう、移動も時間をとられるのです。考古学者の第一の敵は時間です。時間はみんなに限られており、その中で出来る限り遺跡から発掘しないといけないんです。
その第二の敵がその発掘。
まあ、仕事そのものなんですが、袋には14枚ぐらい…だっけ? 「スカ」が入っています。これは引いても戻されるのでどんどん成功率が下がります。ひゃぁ。
こうして、時間をかけながら発掘を行い得点を競うのです。
このゲーム、何が楽しいかって、「引く瞬間のどきどき」 です。
おみくじやがらがら(っていいますよね?) が好きな人って覆いと思います。そういう方向けのゲームであることは間違いありません。
後、良いところはプレイヤーの腕に寄る部分があまり大きくないって言うことです。
カードを集めるのは枚数を教えれば結構すんなり分かるものですし、なんといっても「引けばいいんだろ! 引けば!」 ということです。友人の一人に言わせれば勝負事は何事も50%。勝つか負けるかですよ。 ということなので、「引けばいいんですよ!」
余談ですが、このゲームによく引き合いに出される「Line 1(一号線で行こう)」もあります。最後ダイスのレースなんですよ(笑)
個人的にはあれに比べればこのゲームのほうが圧倒的に好きです。なぜならダイスを振るよりも「よく分からないものを引き当てる」のが好きだからなんですが。
そういう意味で、結構好き嫌いがはっきり出るゲームですよねぇ。
この時はそのお子さんにさっくりやれました。なんだ、あの「欲」が前面に出ても引ける能力は!? おっちゃんもほしいぞ。
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