ラインレンダー Rheinlander

「ラインレンダー」 Rheinlander、Parker、R.Knizia、3-5人、12歳以上、75分
いやぁ、漸く念願が叶いました。
是非プレイしたかったんですよ。そのパッケージの重そうなこと、陣取りゲーというちょっと敷居の高そうな雰囲気から昔から惹かれまくってました。とはいえ、箱が大きいやら、あの「Parker」から出ているゲームだからだとか色々と心の葛藤があったんですが、正直プレイ後の感想は久しぶりに絶対買いのゲームとなりましたですよ。
さて、重厚なパッケージはどこかのHPで見てもらうとして、テーマと概要をざっくり。
テーマはライン川沿いの領土の取り合い……大空位時代のものかなぁ…… ゲームが「まだ」手元にないので何とも分かりませんが、そういう感じです。
ルールは陣取り。
ボードのマスには数字が振られていて、数字カードが別にあって、手番にそのカードをプレイして騎士コマを置きます。
んが、舞台はライン川です。
数字はライン川のマスに振られているんですが、その両岸にもマスがある(こっちには数字が振られていない) 配置するのは騎士です。川の中は可哀想です(苦笑)
と言う訳で、騎士のために最初は岸の上のマスにしか騎士を配置できません。
両岸が埋まれば、川にも騎士を配置できます。騎士は大変です(想像)
ただ、それじゃ運だけなので「拡張」というルールがあり、「他のプレイヤーの騎士と接しない場所」で、「自分の騎士とは接する場所」であれば、カードを捨てることによって騎士を配置できます。
こうやって領土を拡大するのですが、領土で一番多い騎士のプレイヤーは侯爵コマ(立体のあれ)を配置できます。つまり、その領地を所持していることを表しているのです。
そう、他人の領土にも自分の騎士を配置できるのです。配置して、取り上げることも出来ます。
そして、領土と領土が繋がったらその総量を比べて騎士の多いプレイヤーが領土長「侯爵」となります。
さて、このゲームは「得点を得る」 ことがゲームの目的となります。いつ得るのか?
これがすばらしいポイントです。それは「侯爵」をボードから除去した時、つまり領土をかっさらわれた時に得点がかっさらわれた方に入ります。入り方はその領土に接する数字タイル等です。
そうやって、騎士をばしばし、侯爵をひょいひょいプレイしていって、誰かの騎士が無くなった(残り3つだったかも)時点でゲームが終了します。その時の領土は得点となり、全ての数字は5点として扱われます。
プレイして分かったんですが、上記の得点方法(追い出された侯爵へ得点が入る) よりも圧倒的に最終決算の得点が高いです。だから領土を維持するのは大事です。それの保護策として上記の得点があるんじゃないかと思えるぐらいです。
あと、これ以外に「城」、「教会」などがありますがそれはプレイした時にでも見てくださいな。
カード運と、ターンでの重要な判断、思わぬところから逆転を狙えるパズル性、じわりじわりと広がる陣取りの感覚。うちの好きな部分が多々入っています。もち、冒頭に書いたように気に入りました。
販売網として、ドイツではまだ販売中で、Face2Face社からもリメイクされたようですので、手には入るんじゃないかと思っています。
さて、この時は、よっしーさん、K'nnonさん、じゅんやんさん、ギガトンさん、うちの5人でプレイ。展開として、全員初プレイというのもあったからですが、得点をどうやってしていいか分からない混乱から始まりました。
どこから手を付けたもんか…… これが序盤のみんなの頭の中でしょう。
後半にさしかかるに従って、「13番、13番……」など、やること、取るべき行動、ほしいカードなんかがはっきり見えてきてゲームに慣れてきていました。
おかげでそこらここらで戦争が起こり始めます。戦争の勝ち負けは重要視されますが、負ければ得点が入るので、自ずとそういう感じになります。
とそんなことをしていると後3ターン程度で終了することが他のプレイヤーの騎士の数で分かってくるとみんな焦ってきます。「ここをつなげれば得点は入るのだけれど、最後に持っていた方が得点が高い……なんでこんなカード残したんだろう」 なんてことがあります。そりゃぁ、中盤ではそれがほしいカードでしたもんよ。
そう言う訳で中盤に増強しそこねていた領地、飛び地に安全を狙って取っていたプレイヤーが焦り始めます。うちもその1人です。
そう、そして、使ってしまったカードはなかなか戻ってきません(山札はシャッフルされますがなかなか……) つまり、自分の領地通しを繋いでおけば強かったのに、しなかったんですな、負けるために(苦笑)
そうこうしているうちに、うちは茅の外に追いやられ、K'nnonさんが大きな帝国を。そして、うちは下克上でギガトンさんにやられ、2人の対決に入りました。その戦いは3日3晩続けられ(嘘)、結果両方の侯爵が退くこととなったのです。(あとで、K'nnonさんが取っていましたが)
また、別のところでは、じゅんやんさん、K'nnonさんが争っていましたが、こちらも共倒れ。
しかして、じゅんやんさんが自分の領地である隣国と接続し、大領地の「侯爵」となってゲーム終了です。
結果、うちはギガトンさんと共倒れ(領地を奪い返しに行ってこれが限界でした(汗)) 最後に大領地「侯爵」となったじゅんやんさんが勝利でした。
なんていいますか、ゲームは序盤から始まっていましたね(苦笑) うーん、深いっす。
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